Notion AIを活用してmeta descriptionを埋める!
ブログとmeta description
いよいよ今年も終わりが近づいていますね。
弊社的な今年のトピックといえば、やはり朝日放送グループにIT技術を活かせる場があることを周知するためのこのブログが立ち上がったことです。
そんなブログの「記事を書く」という作業においては単純に記事を書くのに加えていくつかのメタ情報を用意する必要があります。
例えば、SNS等でシェアされるときに用いられるOGP画像は視認性に一役買ってくれます。
その他にもmeta descriptionと呼ばれるメタ情報もあります。
meta descriptionとは、ページの内容を短くまとめた文のことを指します。
検索エンジンの結果のページに表示されるほか、検索エンジンとユーザーに対して、そのページの内容をはっきりと伝えることができることから、SEOの観点でも重要とされています。
このブログはNotionをCMSとして使っているので、各記事に用意してある「説明文」プロパティを埋めることでmeta descriptionを作るようにしているのですが、記事を書き終えたあとにmeta descriptionに対応する説明文を書くのって、地味に面倒臭いんですよね…
そこで今回は、「Notion AI」を活用して楽をしてこの「説明文」プロパティを埋めてみる方法とその結果についてまとめてみます。
Notion AIについて
Notion AIとは
Notion AIとは、人工知能技術を活用してユーザーのタスクを補助する機能を持ったツールです。
特に文章の生成や編集において強力なパフォーマンスを発揮します。例えば、本ブログ記事のように特定のテーマについて詳細な説明を生成したり、既存の文章の校閲や編集を補助したりします。
また、Notion AIはユーザーが提供する情報に基づいて動作するため、期待する結果を得られるように指示を出すことが可能です。
このような特徴から、Notion AIはブログ記事の執筆やメタデータの作成など、多岐にわたるタスクにおいて有用なツールと言えます。
とのことです。(Notion AIに書いて貰いました)
Notion AIの強み
それを踏まえて、個人的に感じるNotion AIの強みについて紹介します。
まず、文章を生成しつつもリアレンジが容易であること。
たとえば生成した文章が改行が少なく見づらければ「改行を入れて見やすくして」と追加指示を出したりすることが容易ですし、この追加指示でかなり改善されることが多いです。
UXが非常に良いので、この「追加指示」への意識がNotion AIの使い勝手を大きく改善させるように思いました。
あとは、Notionの各ページにおけるプロパティへの組み込みが可能であることも強いと思っています。
今回の記事にも関連する話ですが、ページ毎の要約を簡単に書かせることができ、しかも自動更新も可能なので、様々なユースケースで便利に活用できると思います。
数多あるページの俯瞰性はかなり高めやすくなっているように思います。
その他強みについては Notion AIの公式ページをご参照されると良いかと思います。
最近、Notion Q&Aも発表されまして、対話型で情報を探索できるようにもなりました。
meta descriptionをNotion AIに書かせるための設定
ここからは、今回実際にこのTech Blogの各記事の説明文のプロパティ(meta descriptionに対応させています)をNotion AIに書かせるための設定方法について紹介します。
AIに書かせたいプロパティについて、「プロパティを編集」を選択します。
「AI自動入力」の項目があるので、そちらを選択します。
入力対象として、要約・翻訳等の選択肢が表示されています。
ここで、入力対象として「カスタム自動入力」を選択します。
個人的にはここは基本的に「カスタム自動入力」にして可能な限り指示を出しておいたほうが間違いなく良いアウトプットが得られるように思います。
上記のようにこのページのサマリを作らせるための指示を詳細に打ち込めばそれに即して書いてくれる、というわけです。
ここでは使っていないのですが「ページ編集時に自動更新」をONにすれば、編集する度に勝手に中身を変えてくれます。
実際の活用例
まず、先日の「Google Analytics 4のBigQuery連携時のデータ差分について」の記事でやってみます。
Google Analytics 4(GA4)と併記していたりとか、「複数の識別子」と表現して詳細な内容には触れていないところがGoodですね。
次に「初期のNext.js 13のアップデートに際して必要だった対応」の記事に対してやってみましょう。
こちらもかなり良い感じなのではないでしょうか。最後の「詳細な変更点や対応方法については記事をご覧ください。」は不要であれば消してしまうなど、自由に対応出来るかと思います。
やはり一発でピタリと完全にハマらないこともあるので、現状としては「Notion AI + 軽く手直し」で運用することが多いですね。
手直しの数を減らしたければ、フォーマットを指定してしまう、なども考えられるかと思います。
まとめ
今回はNotion AIに「説明文」プロパティを書いて貰って楽しよう、という内容について扱いました。
Notion AI自体はこういったサマリを書かせる他にも指示次第で様々な使い道があるので、活用しないと勿体ないものになっていると思います。(私もめちゃくちゃ活用できているわけではないですが…)
今年ももう終わりますが、これからはAIといかに仲良く出来るかのスキルが本当に必要とされることを実感させられる1年でした。
プロンプトエンジニアリングの技術なども学びながら強力な武器として使いこなせるようになれば間違いなく効率的に業務を行えますので、来年以降もどんどん使っていきたいですね。